サックス科 講師
saxophone

多田 葉子
Tada Yoko
サックス各種、クラリネット等、管楽器のプレイヤー。
大学卒業後、広告業界でコピーライターとして稼働するが、90年代初頭ふとしたきっかけからアルトサックスを手にとり、ジャズスクールで基本を学んだ後、ふとしたきっかけで梅津和時が率いる日本初のクレズマー・オーケストラ、BETSUNI NANMO KLEZMER(ベツニ・ナンモ・クレズマー)に参加。
以後、現在も続くこまっちゃクレズマや、HOBOサックスカルテット、ちびブラスなど、梅津和時の制作スタッフを務めながら並行してバンド活動を続ける。また、ちんどんの楽士としても活動したり、自身でも即興ユニットOKIDOKIや、管楽器トリオのプチだおん、うたものシスターズ等を主宰しつつ現在に至る。その他参加バンドに、くものすカルテット、KATSURA MAZURKA、清水一登の先カンブリア・クラリネット四重奏団、伊藤ヨタロウ&メトローマンスホテル、A.K.I. BLUES BAND、トラペ座、等。主に東欧音楽に影響を受けたシーンで活動するが、フォーク、ロック、ブルース、ポップスなどで歌の伴奏やホーンセクションも多くつとめる。
また、まことクラヴ、パパ・タラフマラ「パンク・ドン・キホーテ」等のパフォーマンス作品や、武元賀寿子らコンテンポラリー・ダンスとの共演、ノゾミイシグロのファッションショー演奏、行定勲監督映画「遠くの空に消えた」出演、坪川拓史監督映画「美式天然」「ハーメルン」劇中演奏や「モルエラニの霧の中~冬の章」出演等も。
コロナ以降、東欧系音楽のトラペ座では、バンドの世界観を様々なゲストとの複合的展示で見せる個展「もうひとつの灯地下」(ギャラリーShell102)など、新たな表現の可能性にもトライしている。2023年からエレクトロニクスの秋山大知との完全即興duo、完全閉店セールも始動。
梅津和時とパーソナリティをつとめるコミュニティFMのラジオ番組「What’sJazz?」は、20年近く続いている。

photo by 三浦麻旅子
参加作品
・BETSUNI NANMO KLEZMER(ベツニ・ナンモ・クレズマー)
1994「おめでと」NCD-1001
1996「アヒル」NCD-1002
1996「ワルツ」NCD-1003
・こまっちゃクレズマ
2001「こまっちゃくれ」GKR-0101
2003「月光石のしっぽ」GKR-0102
2011「井戸の底の星」BANCHA-001
2019「こまドラド」BANCHA-002
・梅津和時/こまっちゃクレズマ
2006「河童」サントラ盤
・こまっちゃクレズマ+おおたか静流
2007「すっぽんぽん」GKR-0103
2014「トペラトトのおどり」Hachi-001
梅津和時
2016「嫌な女」サントラ盤 NGCS1066
・OKIDOKI
2005「Don’t Walk On The Cat side 」BKM-002
・プチだおん
2011「オドラデクのルンバ」MTTB-1101
2021「夜明けの行進」MTTB-1102
・カツラマズルカ
2013「Houdini’s Toupee」SF006
・ちびブラス
2015「歌舞音曲」N’Datcha002
・先カンブリア・クラリネット四重奏団
2015「PRE CAMBRIA CLARINET QURTET」
・トラペ座
2017「トラペ座」ONM-001
2020「灯地下」(2枚組)ONM-004